わたしはわたし👞

~国内外を転々としながら楽しい生活をめざして奮闘中~

旅の御守りとお茶漬けのもと

あさってから、インドに行くことにした。 ダライラマがお住いのチベット文化圏「ダラムサラ」に、約1週間滞在する。そこで何をするのかは、いつも通り何も決めていない。ただ、日本を離れて、どこか静かな場所で心を落ち着かせたかった。 航空券はエクスペデ…

猫のぬくもりを求めて

最近、毎日散歩する海辺に1匹の猫がいる。 とても人懐こくて、私を見るとニャーニャー鳴きながらすり寄ってくるのだ。先日、私はいつもエサをやっている野良猫に引っ掻かれたばかりなので、地べたにゴロンと寝転んでお腹を見せてくるこの可愛すぎる猫も警戒…

人生の袋小路

世界一周にいつ出ようか考えていたら、なんだか面倒になってきてしまった。 1月末にカウンセラーの資格試験を受けるため、12月と1月は試験勉強に充てねばならない。そうすると、旅ができるのは11月か2月以降になる。 もともと組んである「サクッと世界一周」…

語学の先生に救われる

「请节哀・・・」 中国語で「ご愁傷さまでした」という意味だそうだ。 祖母の葬儀を終えて、しばらく何も手につかなかったが、久々に中国語会話に復帰した。先生に事の成り行きを話したところ、悲しそうな表情で言ってくれたのがこの言葉だった。 私は中国語…

手配もキャンセルもあっという間の世界一周

祖母の容体が急に悪化し、世界一周はキャンセルになった。 私はホテルやら航空券やらのキャンセルに追われた…と書こうと思ったけれど、思いのほか、あっさりと終わりそうだ。 まず、一番簡単なのはホテル。Agodaで、基本的にキャンセル無料の宿を取っていた…

インドの宿でしくじる

とりあえず、インド・トルコ・モロッコ・ロンドンまでの宿を手配し、後は、ロンドンに着いてから考えることにした。 理想は計画通り、ロンドンからスペインへ行き、その後ペルーへ飛び、最後にアメリカを経由して、世界一周を終えることだ。 が、もしかした…

小さな箱から出る練習

世界一周の手配をしていると、奇妙な自分を見つけた。 この奇妙な自分は、ことごとくいろんな理由を見つけては、私が世界一周しようとするのを阻止する。航空券を買った後でさえも。 「ホテルに移動に現地のアクティビティ!こんな面倒な手配なんかやってら…

テーマは「ゆる~い世界一周」に決定!

「行ける気がせん・・・」 インドとトルコの宿をやっと決め、訪問3ヶ国目になるモロッコのオプショナルツアーを探していたが、ここに来て心が折れてしまった。 もう先々のことまで、あれこれと考えて準備をするのは嫌だ・・・。 私はもともとあまり計画を練…

インドの手配でつまずく

世界一周航空券は買ったことだし、ホテルの予約やビザの申請、持ち物の準備などを進めなければならない。なんせ、出発日まであと20日くらいしかないのだ(汗)。それまでに、引き受けている仕事も片づけないといけないし、歯医者にも行っておかねばなるまい…

マレーシア料理で感じる不思議な一体感

東南アジアのネットニュースを読んでいたら、マレーシア料理の記事が目に入り、無性に食べたくなった。 さすがにマレーシア料理屋はないだろうと思いながら調べたところ、なんと三ノ宮にあるではないか。さすが神戸。しかも、マレーシアの中でも、美食の街と…

行くのか、行かないのか

予約した世界一周航空券を支払うために、JALへ電話をしてもつながらなかった件。 結局、カンタス航空から購入することにしました。 ワンワールドのウェブサイトで世界一周航空券の予約を進めていくと、最後に、JALとカンタス航空のどちらで決済するかを選べ…

え?電話?!世界一周航空券が買えない

「なんか話聴いてたら、私、ワクワクしてきた!」 「本を出したら、教えてくださいね!買いますから」 「行けるといいですね」 私が「世界一周して、その旅行記を書いて、本を出したいという夢があるけれど、どうしても、あと一歩が踏み出せない」と話したと…

テオさんに出会っていなければ

2015年に移住した時は、シンガポールが嫌いだった。 自分が好きで住んでいるわけじゃない。新婚だったこともあって、シンガポール赴任を希望した夫に、仕方なくついていっただけだ。そのせいで、10年以上、勤めた会社を辞めることになったのは、とても残念だ…

香港人とイラク生まれのサウジアラビア人のハードな人生

「成田空港に着いた時、1万5000円しか持ってなかったんだ」 と私の前に座っている香港人は言った。 「浅草へ向かったよ。どこで夜を明かそうか悩んで、マクドに入った。金を使わなくても済むように、誰かが食べ残したトレイを自分の席に持ってきて、あたかも…

あぁ、懐かしい!恐ろしい速さで距離を詰めてくる外国人たち

資格取得のために通っている講座で知り合った女性と、最近、連絡先を交換した。これは、私にとって、結構めずらしいことなのである。 というのも、私は日本人との距離の縮め方がよくわからず、気まずい思いをすることが多い。そのため、日本人とは一定の距離…

台湾2人旅の代償

台湾旅行から帰ってきた後、日本の生活があまりにも味気なく感じられて、無気力に陥っていた。 台湾では、毎日いろんな場所を散策し、目に入るものすべてが新鮮だった。日本に似ているようで違う南国ならではの街の雰囲気、たった1席しかないカット500円の小…

8/13(日)あわや茹でダコ!台湾猫空散策

今日は、ずっと気になっていた「猫空」という茶の産地に行くことにした。 地下鉄を乗り継いで動物園駅まで行き、ロープウェイで「猫空」に向かう。 が、なぜか、ロープウェイのチケット売り場がある建物の外で、長いこと並ばさせられた。気温は32度。じりじ…

8/12(土)台湾のレトロな喫茶店で味わう家庭料理

90分のマッサージが終わった時、時刻はすでに14時に近かった。空腹に耐えかねて、側にあった『優の珈琲』という喫茶店に入ることに。1973年から開店している老舗らしい。 ドアを開けると、小柄で白髪の優しそうなおじいさんが迎えてくれた。70代くらいだろう…

8/11(金) また来ちゃった!台湾

「台湾行きたい」 という旦那の一言で、また来てしまった。6月に来たばかりなのだけれど。 通常、私はひとり旅専門なのだが、今回は不慣れな「ふたり旅」。どうなることやら…。 さて、今日の台湾は雨です。梅雨のようにしとしとと降っている。おかけで気温が…

タイが教えてくれたこと

「頼む!落ちてくれ!」 去年の夏、私はある会社の面接を受けていた。 ここ数年、細々とフリーランスをしていたが、40歳を目の前にして焦り出した。大した収入はないし、なんだかこのままじゃダメな気がする・・・! (会社員に戻って、安定した収入を得た方…

旅の出発日を決められなくて

「世界一周して、旅行記を書く」 という目標に向かって、ぼんやりと前に進もうとしているこの頃。 とりあえず、だいたいの旅費を見積もることにした。 まずは、世界一周航空券から。 周遊ルートは、大阪 → タイ → トルコ → モロッコ → イギリス → アメリカ(…

すべては深夜特急からはじまった

きっかけは、「深夜特急」だった。 「深夜特急」は、26歳だった沢木耕太郎が、約1年かけて、香港からユーラシア大陸を横断し、ロンドンをめざした旅行記だ。1974年のことである。 本書には、著者が異国をほっつき歩く様子が、臨場感たっぷりに描かれている。…

99万円でサクッと世界一周できないか

20代の頃から、世界一周し、旅行記を書いて本を出したいという夢がある。バックパッカーのバイブル「深夜特急」を読んだ影響だった。 しかし、当時、会社員だった私は仕事を辞める勇気がなく、月日は流れて、とうとう40歳に・・・。 心理学者ユングによると…

日本人ではいられない!心を鬼にしたアジア旅行

開けていいわけないだろう!! ネパールのトリブバン国際空港で、X線荷物検査にひっかかってしまった。 男性職員がスーツケースを開けて、何かを探し始める。風呂敷できれいに包んである衣類をぐちゃぐちゃにし、ポーチを開けて中身を見る・・・。何を探し出…

人生で一番ワクワクしたロンドンひとり旅

これまで22ヶ国を訪れてきた中で、最も印象深い旅先はどこかと聞かれたら、ロンドンと答えるだろう。 2004年、大学4年生の秋だった。 「自分には、大学生活中に誇れるような実績が何もない」 と、いじいじしていた私は、何か大きなことに挑戦しようと思い、…

海辺の食堂で味わう「孤独のグルメ」

のれんをくぐって店に入ると、「わぁ!これだ!」とうれしくなってしまった。 店内には、テーブル席が3つと、3人くらいが座れるカウンターがあるだけ。人の良さそうなおじいさんが、ニコニコしながら迎えてくれた。昔からあるこぢんまりとした安食堂の雰囲気…

ベトナムは手ごわい

ちゃんとお釣りをください(泣) ハノイを訪れた時だった。街をブラブラしていたら、道端で売られている小さな丸いドーナツに目が留まった。味見させてくれると言うので、試食したら、ベトナム人のお姉さんの目がキラリと光った。 「お姉さん、きれい!」「1…

幸せの国ブータンで味わう地獄の時間

「途中、チェレラ峠で休憩しますが、トイレはありません。緊急の場合は、青空トイレになります」 おいおい、片道3時間もかかるというのに、トイレが一切ないなんて、どうしてくれるんだ。私の膀胱の弱さを知っているのか? ブータンへ6泊7日の旅行に来ていた…

こんな世界があったとは・・・昼下がりのジャズ

確か、この辺だったはず・・・。あった! 「SONE」 重厚感のあるドアを押して店内に入ると、そこには、グレーのポロシャツにチノパン姿の男性スタッフが立っていた。 「おひとりですか?1000円ちょうだいしております」 SONEは、神戸にある1969年創業のジャ…

お姉さんの顔をずっと忘れない中国・コロンス島の旅

「没有(ありません)。売り切れました」 おかしいなぁ、まだ朝9時半なのに。 福建省・厦門市にあるフェリーターミナルで、世界文化遺産に登録されている「コロンス島」行きのチケットを買おうとしていた。 トリップアドバイザーに「外国人には売ってくれな…