世界一周にいつ出ようか考えていたら、なんだか面倒になってきてしまった。
1月末にカウンセラーの資格試験を受けるため、12月と1月は試験勉強に充てねばならない。そうすると、旅ができるのは11月か2月以降になる。
もともと組んである「サクッと世界一周」の旅程は、約5週間。11月だけでは、回りきれない。第一、もう11月はすぐそこまで迫っているし、長い旅行をする心づもりができていない。
かと言って、試験が終わった2月に出発すると、インドのダラムサラやトルコのイスタンブールが寒すぎて苦痛だ。3月になると、また旦那の転勤が決まり、バタバタと引っ越し準備が始まるかもしれない。
・・・・・・。
あれこれと考えるのが面倒でたまらなくなってしまった。
「本当に世界一周して、本なんか書きたいのかしら」
もしかしたら「世界一周して、旅行記を書きたい」という夢を持っている自分に、ただ酔っていたいだけなのかもしれない。「この夢が叶えば幸せになれるはず。まだ叶っていないから、私の人生はパッとしていないだけなんだ」と、現実から目を背けることもできる。
それに、世界一周して、本を書いたからと言って、今と同じ生活を続けている限り、私の人生は何も変わらないのではないか?
(あぁ、私は人生を変えたいんだ・・・)
どんなふうに、人生を変えたいのだろう?
それを突き詰めなければ、世界一周して本を書いたって、何も変わらない気がする。
その一方で、世界一周して本を書くこと自体が、今までとは違う試みなのではないか?とも思う。少なくとも、人生の後悔がひとつ減るはず。
まずい。このままでは、また人生の袋小路に迷い込んでしまう。ぐるぐると同じことを繰り返し考え出して、気が滅入るパターンだ。
どうにかしなければ・・・。