祖母の容体が急に悪化し、世界一周はキャンセルになった。
私はホテルやら航空券やらのキャンセルに追われた…と書こうと思ったけれど、思いのほか、あっさりと終わりそうだ。
まず、一番簡単なのはホテル。Agodaで、基本的にキャンセル無料の宿を取っていたので、予約キャンセルのボタンをポチッと押すだけ。
インドだけ、キャンセル不可の宿を予約していたため、このままでは支払った金が100%返ってこない。
そこで、ダメもとでホテルに、なんとか返金してもらえないか、交渉のメールを出すことにした。
かくかくしかじかで、インド旅行をキャンセルせねばならない。
私はインドが好きで、8回も訪れている。ダラムサラを訪ねるのは、私の夢だった。
1年以内に必ずまたおたくのホテルを予約することを条件に、今回は返金してもらえないだろうか。
Agodaには、キャンセル料免除申請のシステムがあるので、そのシステムを通して、私の「お金返してリクエスト」は審査される。インド人の懐の深さを信じて、結果を待とう。
世界一周航空券のキャンセルは、通常、航空運賃の10%の手数料を差し引いて返金される。しかし、身内の不幸の場合、それを証明できる書類(死亡届など)があれば、手数料は引かれない。
諸事情を世界一周航空券を買ったカンタス航空に電話で話し、この手続きを粛々と進めるだけになった。
世界一周航空券をJALから買わなくて、本当に良かった。電話が全く繋がらないから、こういう不測の事態になると最悪だろう。
世界一周航空券を買ったのは、9月26日頃。そして、その約2週間後の今日10月11日に、進めていたすべての手配をキャンセルした。手配からキャンセルまで、あっという間だった。
「なんと簡単なのだろう…」
世界一周に出ることを、おおごとに捉えていた自分がおかしくなった。
今回は、叶わなかったが、これでどんな手配や準備をすればいいのかがわかった。
また旅立てる機会がやってきたら、必ずリベンジしたい。
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