わたしはわたし👞

~国内外を転々としながら楽しい生活をめざして奮闘中~

ヘナ初挑戦。ありのままの自分をめざして

高校生の頃から白髪がチラホラあり、37歳を超えた頃くらいから、顔周りにどっと増えた。

髪が白いというだけで、まぁ、老けて見えること・・・。

鏡で自分を見てギョッとしないために、1カ月半ごとに美容院でせっせと白髪染めをしていたのだけれど、辞めることにした。

白髪染めの薬剤が頭に浸みて若干ヒリヒリするし、染めた後に数日間、頭皮が黒く染まったまま取れないのを見て、なんだか自分をかわいそうに思ったのだ。

確かに顔周りに白髪は多いのだが、全体の1割にも満たないはず。それを隠すために、化学物質で頭皮にダメージを与え続けるなんて。

ただ白髪は気にはなるので、ヘナで染めてみることにした。

ヘナはハーブの一種で、インドでは昔から髪染めやボディペイントなどに使用されてきたもの。100%植物由来なので頭皮にも良いし、白髪が染まるだけではなく、トリートメント効果まで期待できるのだとか。

今回、アマゾンで購入したのは、落ち着いた色に染まるこちらのヘナ。ヘナの種類によっては白髪がオレンジ色に染まるとのことで、慎重に選びました。といっても、10秒くらいで決めたけれど。

さて、説明書をテーブルに広げて、白髪染めを始める。

ボール、スプーン、ラップ、タオルなど、家にあるもので染められるのでとても便利。

ヘナの粉はものすごく濃くて苦い抹茶の香りという感じで、特に匂いは気にならない。ボールに粉を出し、45℃くらいの湯を注いで混ぜ、マヨネーズの硬さくらいになったら頭にペタペタとペーストを塗っていく。よく染まるコツはたっぷり塗ることだそうです。

最後に頭を揉み揉みして馴染ませ、ラップを巻いてドライヤーで2~3分頭を温めて、シャワーキャップをかぶって、40分待つ。

自宅で染めることの利点は、待っている間、自由にすごせることですね。お茶を飲んだり、Youtubeを観たり、トイレへ行ったりしているうちに、40分が経った。

一体どんなふうに染まるんだろう。うまくいくといいのだが・・・。

お湯でペーストをしっかり落とし、髪を拭いてから、ホットタオルを頭に当てて約10分待つ。そして、鏡を見てみると・・・!!

こちら、染める前の白髪部分。

こちら、染めた後の白髪部分。

白髪はうっすら緑色に染まっている感じで、目立たなくなった。2~3日で発色するらしく、さらにどんな色になるのか楽しみだ。白髪がギラギラ白光しなくなったので、今のままでも私は結構満足。

高校生の頃からブリーチだの、金髪だの、茶髪だのと、散々髪色をいじくってきたが、これを機に自分がもともと持っている髪色に戻すことにした。白髪が多い部分だけヘナで染めて、それ以外はもう毛染めをしない。その代わりにヘッドスパやトリートメントなどで、頭皮と髪を美しく保つ方向にシフトしようではないか。

派手に髪を染めたり化粧をしたりしてきた私が40代になって思うのは、人は生まれながらに持っている髪や目、肌の色をそのまま活かした方が、その人ならではの自然美が引き立つのではないかということだ。

まぁ、そんなふうに思うまでには、気が済むまでいろいろとやってみないと分からないのだけれどもね。

長引くコロナ文章書けず

コロナを発症してから今日で10日が経ったはずなのに、まだ完治していない。

鼻が詰まったままだし、風呂に入るだけでもなんだか疲れる。

何より頭がズーンと重い。しかもずっと重い。

特にこうして文章を書こうとしたり、本を読もうとしたりすると、一夜漬けで勉強して試験を終えた後のように、頭が使いものにならないのだ。

(本当にもとの体に戻るんだろうか・・・)

不安になってネットで調べてみると、WHOの調査では、コロナが完治するまでにかかる期間は、平均約2週間だそうだ。先週月曜日に発症したと思われるので、完治するのは来週の月曜日か・・・。

困ったなぁ。

私は今週末、とある傾聴カフェで傾聴スタッフ体験をすることになっていた。

将来、行きつけのカフェとカウンセリングルームの間のような位置づけの場(カフェになるのか、何なのかはまだわからない)を作ってみたいという構想があるのだけれど、具体的にどういうことをしたいのかが自分でもよく分かっていない。そこで、その構想に近そうなことをいろいろと試して、見定めていこうというわけだ。シンガポールのリトルインディアへわざわざ南インド料理を食べに行ったのも、その構想の実現に必要なことだった。

数日後に、人でごった返す大阪に出なければならないのだが、このままだと頭がボーっとして、人の話を聴くどころではない。大阪人に「ちゃんと聞いとんのか!われ!!」とどやされるかもしれない。

コロナの完治を早める方法はないかとネットで検索してみたが、よく休む以外にないようだ。最低8時間以上寝る。消化が良く栄養価の高い物を食べる。中国のとあるサイトでは、白湯をたくさん飲むこととある。

白湯—。

あぁダメだ!睡魔が襲ってきた。文章を書こうにも3分ともたない。

早く完治して、すらすらブログを書けるようになりたいもんです。

本場の南インド料理を作りたくて ~料理名とレシピの整理~

コロナの症状も落ち着いてきたので、先週シンガポールのリトルインディアで食べた、南インド料理の名前とレシピを整理することに。

iphoneで撮ったカレーの写真を探していると、カレーに手を添えながら笑顔で写っている自分を見つけた。かわいそうに。この3日後にバリでコロナを発症することも知らずに・・・。

「南インド料理は本当においしい!ぜひ食べてもらいたい!」

と、これまで人によく話していたけれど、実は自分が一体何を食べているのかよく分かっていなかった。今回は親切な店員さんに料理名を教えてもらったし、食べていた時に具材を覚えてきたので料理名を調べやすい。

えぇっと、私が食べたのは、ラッサム、エッグプラントカレーケララスタイル、グリーンピースカレー、クリスピーレディースフィンガーフライ、キャベジソーラン、サンバル、ダールカレー、Pulissery(これは何て読むんだ?)、あの甘いやつと。ふむふむ、なるほど。

続いて、Youtubeでレシピを検索してみる。

www.youtube.com

www.youtube.com

www.youtube.com

www.youtube.com

www.youtube.com

動画を観ているだけで、香辛料たっぷりのふくよかな味がよみがえってきて、なんだか幸せな気分になる。

よおし、コロナから完全に回復したら、簡単そうなものから作ってみることにしよう。

ありがたいことに、私にはどこかで食べたり飲んだりしたものの味を、限りなく正確に記憶できる特技があり、また、一度何かに没頭すると、食事をとることも忘れて、何時間も何時間も1つのことをやり続けられるほどのしつこさがあるため、異国料理の味を再現しやすいのだ。

ところで、

「南インド料理を本格的に作れたとして、あんた、一体何をめざしてんの?」

と、きっとお思いになるでしょうね。

さぁ・・・私にもよくわからないのです。特にシェフなどになる予定はないのですが。

ただ、自分のように悩んでいる人に、南インド料理を食べて元気になってもらいたくって。

悩んでいたことを忘れるくらい、おいしいものですから。

まさかのバリでコロナ発症

重い身体を引きずってバリから帰国後、念のため、自宅にあったコロナ簡易検査キットで検査をしてみた。すると見事「陽性」。バリの暑さに負けて熱中症になったとずっと思っていたが、私はコロナを発症していたようだ。そりゃあ、しんどかったわけだ・・・。

高熱のピークは既にバリで終えたようで、今は37度しかない。しかし、コロナに既に感染したことのある旦那によると、この後喉が恐ろしく痛くなるとのことで、一応病院へ行くことにした。

「軽症のようですし、自宅で寝ておいてください」

喉の痛みを和らげる薬や咳止めシロップなどが処方されただけだった。

 

その後、私は眠りに眠った。とにかく眠かった。

シンガポールとバリで熟睡できなかった期間の睡眠を取り戻すかのように、爆睡した。起きて朝食を摂ると睡魔が襲って来て、眠りに落ちる。次に目が覚めると昼食の時間になっていて、食べるとまた睡魔が襲って来て、眠りに落ちる。これの繰り返しだった。

ヨーロッパ出張から帰国したばかりの旦那は文句も言わずに、そんな私の面倒を見てくれていた。

 

大した意味もなくシンガポールとバリへ行って家計に打撃を与え、仕事で疲れている旦那に迷惑を掛け、私は一体何をしているのだろう・・・。

 

ダライ・ラマが言っていた。

人によくしなさい。それができないのなら、せめて周りに危害を加えないようにしなさいと。

 

私は人に良くできないどころか、周りに危害を加えまくっているではないか。

 

今回の一件で、私はいろいろと思うところがあり、自分の生き方を見直すことにしたのだった。

バリでの悟り

暑さにうなされながらベッドに横たえていると、ふと「世界一周はもういいかな」と思った。

世界一周をすることで、パッとしない自分の人生を何か特別なものにしたかった。

しかし、自分の人生を特別なものにしようと、もがけばもがくほど、うまくいかなくなるようだ。

現に、こうしてバリに来たものの、体調を崩してずっとホテルにこもったまま。ちっとも楽しく過ごせていない。こんなことになるなら、日本で健康にパッとしない毎日を気分よく過ごしていた方が良かったのではないか?

 

独身の頃に比べて、結婚してからの自分の人生がなんだか輝きを失ったような気がして、この9年間ずっと悩んでいた。

「もっと人生を輝かせるんだ!」

と、自分で自分の首を絞めて、苦しんでいた。世界一周して旅行記を書くというのも、そのうちの一つだったのだと思う。

しかし、9年間も悩んできたのだから、もう悩むことから自分を解放してあげたい。

パッとしない人生でもいいじゃないか。

キラキラした人生を送っていそうな芸能人でも自殺するくらいなのだから、平民の私の人生がパッとしないのは普通のことなのだ。

そもそも完璧な人生など存在せず、みんなどこかで「なんかパッとせんなー」と思いながら、生きているのかもしれない。

 

ショートケーキを買ってきたつもりが、箱を開けたら、ピーチのタルトやモンブランだった。なんだか違うものになってしまったけれど、ピーチのタルトもモンブランも美味しいからまぁいっか。

自分の人生もそんなふうに考えれば、また別の幸せが感じられるのかもしれない。

あ、部屋の中に、やもりがいる・・・。

バリの暑さに負ける

バリの自然の中でヨガや瞑想をして、心の平穏を取り戻そうと思ったのだが、ここは暑すぎた。天気予報のアプリで最高気温29度と表示されていたから来たのに、実際は33度くらいあるではないか。

日本を出た時の私の住まいは19度ほど。シンガポールは30度くらいだったがずっと曇りだったうえ、MRTやタクシー、建物の中に入ってしまえばクーラーが恐ろしく効いていて、真冬のような寒さなので特に暑いと思わなかった。

が、バリにそのような冷え冷えの空間はない。一泊5千円で予約した部屋にクーラーはあるものの、18度の強風にしてもちっとも涼しくならない・・・。

水を飲んでも飲んでも、口がずっと乾く。

頭がもうろうとして、すぐに眠くなる。

まずい、これは熱中症になりかけている。

気付いた時にはもう遅かった。暑さに慣れていない私の体は熱を外に逃がすことができずに、どんどん体温が上昇していった。

体温計を持っていないのでわからないが、節々や背中が痛くなってきたことを思うと、かなり高いのではないかと思う。喉に若干の違和感・・・。

とりあえず、力を振り絞って近くのコンビニへ行き、ポカリスエットと冷えピタ、アロエベラを購入。部屋で終日、ポカリスエットを飲みながら水分と塩分補給をして、効きの弱いクーラーの風にあたりながら休んだ。そして、明日のシンガポール行きのフライトを予約した。一刻も早くバリを出た方がいい。

(おいおい、バリに来たくらいで熱中症になるなんて、エジプトには行けねぇな)

バリで体調を崩しただけまだましだった。

英語がまだ通じるし、シンガポールに3時間で戻ることができる。シンガポールから日本へは6時間ほどで帰れる。

これがもしキューバで体調を崩していたら・・・。

英語は通じないし、日本は遠すぎるし、一体どうなっていたかわからない。まぁ、実際はどうにかするのだろうけれど。昔、私はカンボジアとスリランカでひどい下痢になり病院へ行ったことがあるから、海外旅行保険を使って、同じ道を辿るのだろうが・・・。

(もう私には世界一周などする体力はないのではないか・・・)

歳を重ねるごとに、疲れやすくなったうえに、ここ数年は暑さにかなり弱くなっていた。昔は暑いのが好きで、38度くらいまでなら、終日外をブラブラしていても特に問題はなかったが、今はちょっと暑いとすぐに熱中症になってしまう。

ろくに働きもせずに、人が稼いだ金で海外に来たから、バチが当たったかな・・・。

ケララで食べた絶品南インド料理を求めて<その2>

今日もまたリトルインディアに南インド料理を食べに行く。

2軒目に訪れたのは「MTR Singapore」というベジタリアンの南インド料理屋だ。まだ12時前なのに、店内はすでに込み合っている。

昼にタリ―を食べるとお腹がいっぱいになりすぎて、夜、南インド料理を食べられなくなるので、今回はドーサというクレープみたいなものをカレーにつけて食べる軽めのものを注文した。

ドーサの表面はカリカリしていて、とてもおいしい。カレーはサンバルとココナッツチャツネの2種類。食べながら「これこれ!ケララで食べたやつ」とひとりニヤニヤしていた。

ふと、相席になった目の前の男性が食べているタリ―に目を移すと、昔、自分がケララで食べたカレーによく似ている気がした。

「おいしそうですね」

と男性に話しかけると

「えぇ。これはタリ―のフルセットです。ミニタリ―というカレーの種類が少ないものもありますが」

とのこと。

夜に食べに来ようかなと思ったら、タリ―はランチだけしか食べられないのだそう。

しまった。私はこれを食べるべきだった。明日、シンガポールを発つので、もう食べられないじゃないか・・・。もしかしたら、ケララで食べたものに味が近いかもしれないのに!

ドーサはおいしかったが、納得のいくタリ―を食べられずに、シンガポールを出ることが残念でならない。

どこか夕食にタリ―を出している店はないか探してみると「SARIGAMA GRAND RESTAURANT」という店で出しているのを発見。グーグルの評価も4.8とかなり高い。夜にもう一度、リトルインディアへ出かけることにした。

(こ、これだ!!)

ひと口食べて、すぐにケララで食べた味に限りなく近いと思った。薬草みたいな風味のラッサム、材料が何かはよく知らないが酸味のあるヨーグルトのようなもの、インゲンとグリーンピースを何かのスパイスで絡めたもの、ナスのスパイス炒め?

とにかく、何種類ものスパイスがふんだんに使われて、複雑で豊かな味を作り出している、あのケララ料理そのものだった。

店員さんに南インド料理の大ファンであることを伝え、家で作ってみたいので、それぞれのカレーの名前を教えてくれないかと頼むと、親切に教えてくれた。

しかも、おまけにもうひとつデザートを出してくれた。お腹がはちきれそうだったが、このデザートもおいしかった。ココナッツ風味のシフォンケーキに、これでもかというくらい油をしみ込ませたようなスイーツだった。

納得のいく南インド料理を食べられて大満足。シンガポールに来た甲斐があった。

今回思ったのは、南インドへ行って、ちょっと料理教室で南インド料理を習ったくらいでは、上手に作れるようにはならないのではないかということだった。

これだけ種類が豊富で奥深い南インド料理が作れるようになるには、きっと長い時間が必要に違いない。一気にたくさん作ろうとせずに、1品ずつ試行錯誤しながら、丁寧に作り方を習得していきたいものである。

(またひとつ、人生を豊かにしてくれるアクティビティを見つけられたな)

これにて、シンガポールでの南インド料理食べ歩きは終了だ。ホテルの値段が高いシンガポールに長居はできない。

さて、ここからどうしようかな。