わたしはわたし👞

~国内外を転々としながら楽しい生活をめざして奮闘中~

99万円でサクッと世界一周できないか

20代の頃から、世界一周し、旅行記を書いて本を出したいという夢がある。バックパッカーのバイブル「深夜特急」を読んだ影響だった。

しかし、当時、会社員だった私は仕事を辞める勇気がなく、月日は流れて、とうとう40歳に・・・。

心理学者ユングによると、40歳~50歳というのは「人生の正午」と呼ばれるのだそうだ。太陽が昇って沈むように、中年以降は、人生も徐々に暮れていくということのようです。この年代は、人生が残り半分くらいであることを意識せざるを得なくなり、生き方の転換を迫られるらしい。

確かに、残り少なくなってきた人生をくだらないことに費やすのではなく、できれば自分にとって意味のあることに使いたい。

「世界一周して、旅行記を書く」をなんとか実現できないか?

40歳を迎えた今年、そんなふうに考えるようになった。

旅のエッセイを書く練習をしています

実現に際していろいろと課題はあるが、最大の問題は、私が極度のめんどくさがり屋であることだと思う(そんな奴は世界一周なんかするな!と怒られそうだ)。

世界一周と聞くと、200万円準備したとか、ルートを考えたり持ち物を揃えたりするのに多大な工数を費やしたとか、1年かけて何十ヶ国も訪れたとか聞くたびに「めんどくさそうだなぁ」とため息が出た。世界一周は夢のまた夢だと、足が遠のいた。

昔、アジアを3ヵ月間ひとり旅したけれど、あれくらいの期間がちょうどよかったように思う。残念だけれど、私は飽きやすいのだ。

しかし、最近、事態は変わってきた。

私の好きな旅行作家の下川裕治さんが、コロナ禍に1ヵ月間くらいで、日本→タイ→トルコ→ギリシャ→エジプト→エチオピア→メキシコと世界一周して、本を出されているのを知った。

そうだ。何も巷で行われているような、大それた世界一周の長旅をする必要はない。サクッと短い期間で行けばいいのだ。まして、私は飽きやすく、めんどくさがり屋であり、「いろんな国を旅してみたい」という強い願望があるわけではないのだし。「世界一周して、旅行記を本にしたい」という夢を、人生の記念としてただ叶えたいだけなのだから。

いろいろと準備をしないといけなくなると、めんどくさくなって旅に出られない。いっそのこと、大まかなルートだけ決めて、何の準備もせずに出発してしまえばいいのでは?

例えば、

「日本→タイ→インド→トルコ→モロッコ→スペイン→イギリス→ペルー」

1ヶ国につき、だいたい1週間滞在するとして、全部で1ヵ月強くらいの長さになる。実際はいろいろトラブルに遭ったりして、もっと長くなるだろうが。

予算は、99万円でどうだろう?節約すれば、もっと安く上がるかもしれないが、この歳で貧乏旅はキツイ。東南アジアでも、5千円クラスの宿には泊まりたい。予算を99万円にしたのは、100万円よりもちょっとお得な感じがするし、帰国後にせっせと働いて取り戻せる金額だと思うのですが、どうでしょう?

一度、このルートで世界一周航空券がいくらになるのか、見積もりを取ってみよう。