最近、3ヵ月ぶりに、オンライン中国語会話を再開した。去年は、毎週受けていたのだけれど、英語が壊滅的なレベルにまで落ちてしまったため、一時期、中国語の勉強を中断したのだ。
この数ヵ月間、週3回、英会話を受け続けて随分と英語が取り戻せてきたので、中国語を完全に忘れてしまわないうちに、ゆっくりと勉強し始めることに。
「你好!你听到我妈?(こんにちは、聞こえますか)」
今日も、気心の知れた歳の近い女性の中国人講師と、Skypeで50分のレッスンをする。
授業は、雑談と教科書の勉強を半分ずつすることもあれば、話に花が咲いて、雑談だけで終わる日もある。
今日は、お互いの生活についてぺちゃくちゃとおしゃべりをして、50分のレッスンは終わった(笑)。
何をそんなに話すことがあるのかって?
たとえば、私も講師も時々する登山の話だとか、昨日、路上駐車をして切符をきられただとか、老後に年金がきちんと支給されるのかが不安だとか、そういった他愛もない話を中国語でしているのです。中国と日本くらいだと、住んでいる国が違っても生活はそんなに変わらない。
私が知っている中国語の単語は限られていて、講師の話が理解できないことが多々ある。なので、講師が話すたびに「それどういう意味?どんな漢字?」などと質問して、漢字を書いてもらわなければならない。
それでも、50分間、楽しくおしゃべりし続けられたことが、うれしくて仕方がなかった。日本人同士で言語が理解できても、10分と話が続かない人もいるというのに。
外国語の習得というのは、忍耐以外のなにものでもない。
単語や文法を覚えては忘れて、覚えては忘れて。何年も何年も勉強しているのに、ちっとも進歩が見られない(今年で中国語学習歴が6年になる)。
「あぁ、もう駄目だ。これ以上は続けられない。やめてしまおうか。でも、そしたら、今までの努力が無駄になる・・・!」
このセリフを何度、言ったか分からない。
この繰り返しやって来る「やめてしまおうか病」を乗り越えて、学んでいる言語を楽しく話せたとき、外国語学習の醍醐味を感じる。
神様から授けてもらった”外国語を習得する力”。しっかりと活用したい。