わたしはわたし👞

~国内外を転々としながら楽しい生活をめざして奮闘中~

私の中の小さなカウンセラー

とあるベンチャー企業が仕事の依頼をしたいとかで、オンライン面談をすることになった。

が、約束の時間になっても、なかなか現れない。

やっと現れたと思ったら、いろいろとなっていないことこの上ない。

せっかくご連絡いただいたのに申し訳ないのだけれど、仕事内容も私じゃないといけないわけでもなさそうだし、第一ちょっと対応が無礼だ。面談開始から5分で、笑顔で面接を打ち切ってやった。

それでも、夕飯を作りながら、無礼な対応についてしばし悶々とする私。

(忘れよう。もう関係ないし)

しかし、人間、忘れようとすればするほど、思い出されるものである。

そうだ!私はカウンセラーの勉強をしていたのだった。無礼な会社の対応に悶々とするクライエントが来たら、どうするのだった?

話を聴いて、クライエントの感情を受け止めるんじゃなかったのか?

それを自分で自分にしてあげよう。

(今日、面談した会社、すっごい失礼だったんだよ!)

(すっごい失礼だったんだね!どこが失礼だったの?)

(時間通りに現れないし、誰も仕事を受けると言っていないのに、週xx時間以上、確保できることが最低条件ですとか、上から目線で言ってきたの)

(自分は時間も守らないのに、一方的に、条件を突き付けて来たんだね!その時、どんな気持ちだった?)

(腹が立った!)

(腹が立つよね!)

と、私は炒め物をしながら、ぶつぶつと1人2役で、自分の中の小さなカウンセラーと対話した。

すると、なぜか気が晴れて行き、最後は「きっとあの採用担当者も、色んな人に仕事のオファーを断られて、大変なんだろうな」などと、相手を気遣えるようになるから不思議だ。

今までは、怒りや悲しみ、苛立ちなど、自分の負の感情を抑え込んでいた。が、抑え込めば抑え込むほど、注目したくなるのが人間のさがというもの。

これからは、こうして、自分の中に育った”小さなカウンセラー”に、ありのままの気持ちを打ち明けることで、昇華させよう。

私の中の、小さなカウンセラーに乾杯!