バードウォッチングは、趣味No.16(趣味100個をめざしている)でも取り上げましたが、今回はバードウォッチングツアーへのいざないです。
1人でニヤニヤしながら野鳥を観るのもいいけれど、野鳥ガイドさんがいるツアーに参加すると、もっと楽しくなる。
鳥の見つけ方を教えてもらえたり、鳥にまつわる小話を聞けたりするので面白い。他の参加者とゆるい交流もできて、ほっこりします。
今日は、神戸のバードウォッチングツアーに参加してきました。
雪降る極寒の六甲山布引で、震えながらバードウォッチング!!
今回は、新神戸駅からほど近い所にある布引ハイキングコースを歩くツアー。午前9時半から午後3時半までなので、ちょっと長丁場です。
参加者は、40代~70代の男女5人で、全員が1人参加だ。40代半ばの男性ガイドさんに連れられて、雪がちらつく中、バードウォッチングはスタートした。
知らないもの同士、限られた時間を、楽しく過ごす気楽さ
始めに、ガイドさんが、双眼鏡のピントの合わせ方や鳥の見つけ方などを説明してくれます。その後、鳥の声に耳を澄ませながら、木の枝や水辺、石、フェンスなどにとまっていないか、みんなで目を凝らしながら歩く。
ガイドさんが鳥を見つけては、我々に「あそこ観て」と教えてくれる。
(すみませんが、今日は、望遠レンズを持って行かなかったので、以前、別の場所で撮った写真で観た鳥を紹介します)
メジロや
キセキレイ。
ジョウビタキに
そして、これは今日、ガイドさんが望遠鏡越しに撮ったオシドリ!
「仲のいい夫婦を、オシドリ夫婦ってよく言うでしょ?あれはみんな勘違いしています」
とガイドさん。オシドリは、オスがメスに子育てを丸投げして、どこかへ行ってしまうのだそう。ちっとも仲良くないじゃないか、知らなかった。こんな小話を聞けるのも面白い。
他の参加者との会話も楽しい。一緒に歩いていると徐々に打ち解けてきて、「どちらから?」「私、神戸」「私、神奈川から」「えぇ!?」などと、話に花が咲く。
可愛い鳥を観た感動を共有できるのもいいですね。
それにしても、全く知らない大人たちが集まり、雪が舞う中、寒い寒いと言いながら鳥を観察したり、遠足みたいに皆でお昼ご飯を食べたりするのは、なんだか不思議だった。
でも、この知らない人同士が、限られた時間だけ、一緒に楽しく過ごすというのが、気楽でいいのかもしれない。
今回見た鳥は、17種類!意外と、たくさんいたんだなぁ。
あぁ〜楽しかったなぁとホクホクしながら、誰もいない静かな家に帰った後に、ふと思った。
「楽しく人と交流できて、たまにおいしいものが食べられれば、結構しあわせなんじゃないか?」
私には、さまざまな悩みがあるが、そんなことはどうでもいいやと思わせてくれるほど、楽しいバードウォッチングツアーだった。