わたしはわたし👞

~国内外を転々としながら楽しい生活をめざして奮闘中~

趣味や面白いことがない!?こんなにありますよ~No. 30 美術館へ行こう~

アートはお好きですか?

私は時々「そうだ、美術館へ行こう」と、ふらっと訪れることがあります。

ただ、芸術鑑賞をしたいというよりも、日常から離れたいという意味合いの方が強いかもしれない。自宅から少し離れた場所へ行って、普段、目にすることがないような類のモノを観て、「ほほー」とか「え?」とか「うーん・・・」なんて思う。そして、美術館に併設されているカフェでコーヒーを飲んで、ほっこりする。それだけでも、結構なリフレッシュになります。

どこでどんな展覧会をしているかを調べて行くこともあれば、お気に入りの美術館に狙い撃ちで行くこともある。

今日は、お気に入りの西宮市大谷記念美術館へ、プチ現実逃避に行くことにした。

お庭が美しい西宮市大谷記念美術館でまったり

西宮市大谷記念美術館(http://otanimuseum.jp/)は、住宅地にある比較的こぢんまりとした美術館で、美しい庭を眺めながら、ほっと一息つける場所です。展覧会の種類や行くタイミングによっては、人が物凄く多いこともあるけれど、通常、平日だと閑散としていてゆっくり観られる。

まずは1階で、昭和時代のレトロなデザインポスターを観賞。現代のポスターに比べて、色使いが大胆だったり手描き感があったりして、とても味がある。私もこんな味のある絵を描いてみたいなぁ~なんて思いながら、2階の展示室へ。

2階では「美術館で森林浴」と題して、どこにでもあるような公園の一画を大きなキャンパスに描いた絵が展示されていた。パステルカラー調のふんわりとした雰囲気の油絵で、手先が不器用な私は「よくこんなに細かく表現できるなぁ」と感心してしまった。伸びすぎてポキンと折れてしまった細長い葉っぱの様子まで描けるなんて・・・。

他には、一体どう理解したらいいのか、頭を悩ませるような作品がいくらか並んであった。

「芸術って自由・・・」

私ももっと自由に生きてもいいのかも?などと思いながら芸術鑑賞は終えて、館内のカフェでコーヒーでも飲むことに。

可愛い猫のカップで、まったり

美しいお庭が見える窓際の席でぼんやりしようと思っていたら、今日は、あいにくの満席だった。私は入り口に近いテーブル席にやむなく着席。

コーヒーの味は至って普通だけれど、この猫のカップがかわいい。上手なのか下手なのか、整っているのか整っていないのか・・・。でも、なんか癒される。

「合う薬と医者を探すのに1年かかったわよ」「スキーには何十年ももう行ってないわ」「孫が就職して会社の寮に住んでいるのよ」などと、ランダムに繰り広げられるご婦人たちの話に耳を傾けながら、閉店時間が近づいてきたので、店を後にすることにした。

それにしても、1時間くらい電車に乗り、いつもと違う駅で降り、美術館をブラブラしてカフェでちょっとまったりするだけで、どうしてこんなにも今日という日がいつもと違ったふうに感じるのだろう。

家にこもっていたら遭遇しえないことばかりだったから、当たり前と言えば当たり前かな。