わたしはわたし👞

~国内外を転々としながら楽しい生活をめざして奮闘中~

趣味や面白いことがない!?こんなにありますよ ~No.6 知らない街のカフェで佇む~

定期的に電車に乗って、他府県に行くことにしている。それも、新快速で約40分で行ける隣の県。もともと知らない場所へ行って散策するのが好きなのもあるけれど、自分が住んでいる県を少し離れるだけで、心理的に遠くに来た気分になる。そして、自分を客観視できるのがいい。

何も調べずに知らない街へ行ってブラブラするのもいいし、1ヵ所だけ事前に行くところを決めておいて、後は成り行きに任せるという方法もあります。そうすると、現地に着いてから何も面白いものを見つけられずに、ポカーンとなるのを防ぐことができる。私は本が好きなので、今回は、ずっと気になっていた図書館へ行ってみることにした。

電車を乗り継いで、約1時間。目当ての図書館に着いた時、思わず「おぉ!!」とつぶやいてしまった。ヨーロッパにいるかのような気分にさせてくれるこの建物は、重要文化財なのです。

館内もレトロな雰囲気で、図書館とは思えない。豪華な造りのエントランスに比べて、廊下やトイレなどはとても素朴で、まるで自分が通っていた小学校や中学校内を歩いているかのような懐かしさを覚えた。混んでいたので入らなかったけれど、おしゃれなカフェもある。本はあまり充実していないものの、いつもと違った空間に身を置くだけで、十分に非日常感が感じられて新鮮だった。

図書館を出ると、川辺におしゃれなカフェが並んでいるのを発見。そのうちの1軒にふらっと入ってみることにした。室内は、照明を少し落とした落ち着いた雰囲気のナチュラルテイストで、居心地が良さそう。カウンターでコーヒーを注文して、テラスでボーっとする。

これもまた重要文化財か何かなのだろうか?川の向こう岸には、西洋風の素敵な建物が見えた。目の前の席でイチャついている若いカップルに思わず舌打ちしたくなる衝動を抑えて、コーヒーをすする。そして、これからどんなことをしたいのかをぼんやり考えては、持っていたメモに書き書きした。

と、このように、少しだけ遠くに足を運ぶだけで、新鮮な気分になれるし、いつもの生活圏を離れて自分を客観視することで、新しいアイデアが沸いたり、考えを整理できたりするので、定期的に生活圏外に出るようにしている。

ところで、今回入ったカフェの近くに、小さいけれどおしゃれそうなビジネスホテルを見つけた。次はこのホテルで、ステイケーションを楽しんでみようかな。これで私のプチ現実逃避先と新たな楽しみが、また1つ開拓できそうです。