わたしはわたし👞

~国内外を転々としながら楽しい生活をめざして奮闘中~

8/19(金)2年半ぶりの海外☆タイ・サムイ島へ ~巻き返しを図る編~

昨晩はしっかり寝て、エネルギーを8割くらい回復!今日は、昨日の巻き返しを図るべく、タクシーで街に出ることにした。

まず向かったのは、Fisherman’s village。レストランやカフェ、スパ、雑貨屋などが並ぶ海辺の小さなマーケットのよう。

ただ、まだ11時前とあって、開店前の店も多い。ウロウロしてみたけれど、物欲のない私にはあまりピンとこない。しまいに歩き疲れたので、足裏マッサージを受けることにした。300バーツ/時間だから、1200円くらい。数年前までは900円くらいだったのに、円安が憎い。

足を揉んでもらった後は、昼食タイムだ。観光客向けの店で食べるのは面白くないので、ローカルしかいなさそうな店に入ることにした。

よしよし、店内にはローカルしかいないと思いながら席に着くと、おばあちゃんが注文を取りに来てくれた。

「チキンライス〇×△☆!!」

「??ヌードルある?」

「ない。チキンライスとスープで70バーツ。OK?」

70バーツ(280円くらい)!?これがローカル価格なのだ。ホテルのパッタイは180バーツ(720円)だった。ヤクザな商売だ。

出て来たチキンライスを見て、シンガポールを思い出した。チキンは柔らかくておいしいし、ご飯には鶏ガラの出汁がしみ込んでいる。あぁ、やっとタイを旅行している気分になれた。私はあまりおしゃれなレストランやカフェなどには興味がなく、いかに現地人と同じものを食べたり、現地人が日々体験しているようなこと体験できるかを大切にしているのだ。

私がむしゃむしゃご飯を食べていると、先ほど注文を取ってくれたおばあちゃんが話しかけてきた。

「チキンライスはね、この黒いのと赤いソースを使って食べるんだよ」

と、お皿にソースを少し入れてくれた。おばあちゃん、ありがとうね。その黒いソース、さっき試したんだけどね。中に入っている青唐辛子が辛くて、食べるのを止めたの(泣)。

お金を払った時に、おばあちゃんに「味はどうだったかな?」と聞かれたような気がしたので(もちろんタイ語だが)、「とてもおいしかった」と笑顔とジェスチャーで答えた。おばあちゃんは満面の笑みで「コープンカー(ありがとう)」と私に言った。

さて、この後は、Bangrak Marketという市場へ行く。Grab taxiでタクシーを呼ぼうとしたのだが、捕まらない。店で休憩していると思われる、タクシーの運転手に声を掛けることにした。

「Bangrak Marketまでは、300バーツ」と言う。ちょっと高い。Grab taxiを使ったら200バーツだから、200バーツにしてよというと、あっさりOKと言われた。

思っていたよりも、市場はかなり小さかった。野菜、魚、肉、香辛料などが売られている。

魚や肉は、もちろん常温で並べられている。氷すら置かれていない。しかも猫が肉をペロペロしているではないか。店員さんに「あれ見て、あれ」と言って猫を指さすと、お兄さんは「あっ!!」という感じで驚いた後、近くにいたお姉さんに何かを言った(きっと何とかしろと言ったに違いない)。が、お姉さんは特に慌てる様子もなく、けだるそうに引き続き携帯電話をいじっていた。どうやら、お姉さんの飼い猫のようだ。

奥の方には、ウサギや小鳥、熱帯魚のような魚も陳列されていた。私には、食用なのかペットなのか分からない。このカエルたちは、水槽の外に飛び出したりしないんだろうか。それとも食される運命を受け入れているのだろうか・・・。

もうここで見るべきものは何もない・・・。暑すぎてたまらないので、タクシーを拾ってホテルに帰ることにした。それにしても、サムイ島のタクシーは高い。ホテルまで15分くらい走って、350バーツ(1400円)もした。

プールサイドでビールを飲みながら寝そべっている西洋人を見て「なんてつまらない過ごし方なんだ」と思っていたけれど、あんた達、正解だよ。高いタクシー代を払ったり、歩き回って汗だくになったりしてまで、嬉々として見るべきものは、ここにはあまりない・・・。海辺でまったりと過ごす。それがサムイ島を満喫するコツなのかもしれない。