スキューバダイビングの楽しさは、普段、見ることのない、海中の別世界を覗き見られることです。最大限の非日常と言ってもいいかもしれない。海の中はとても静かで、浮遊力に身を任せて水中を漂っていると、まるで宇宙にでもいるかのような気になるのです。
スキューバダイビングを始めたきっかけは、海が好きだったことはもちろん、体力がなくても、歳を取ってもできると聞いたことだった。とんでもなくお金がかかるイメージだったけれど、そんなことはない。
私はフィジーでスキューバダイビングのライセンスを取り、オンラインと現地での3日間の講習で、約5万円くらいだったと思う。インストラクターはもちろん日本人。
始めはプールで練習して、その後、海に潜った。フィジーの海中は信じられないくらい美しくて、感動しっぱなしだったのを覚えている。透明度が高かったので、いろんな魚が観られたし、オレンジ色の大きなサンゴを見つけた時の驚きと言ったら！
ライセンス取得後は、まずバリで潜った。バリには、トランベンという、沈船が見られる有名なスポットがあるからだ。初心者なので、日本人インストラクターが同行してくれる、スキューバダイビングツアーに参加。この日は、インストラクター、私、日本人カップルの合計4名だった。
海中の様子をなんとか収めようと、Go proをレンタルしました。泳ぎながらなので、あまりうまく撮れていませんが、海中の世界をお届けします。
海中には、黄、赤、青色などのカラフルな魚がたくさんおり、それも結構近くで見られるので感動する。魚たちと一緒に泳ぐのはとても楽しい♪
海底に広がる不思議な世界を見られるのも、興味深い。
これはなんだったかな？
脳みそみたいなサンゴ。ちょっと怖い。
これが、目当ての沈船です。第二次世界大戦中に日本軍の攻撃によって沈んだ、アメリカの船「リバティ号」。朽ち果てた船にサンゴや魚が住み着いていて、海と廃墟が好きな私にとってはたまらない光景です。
沈船の辺りを回遊していると、なんとウミガメに遭遇！
ウミガメは私たちに気づいて、すぃーっとどこかへ行ってしまいました。ウミガメさん、邪魔してごめんなさい・・・。
このツアーは、送迎、ランチ、スーツやフィンなど必要な器材が全てレンタルできて、15,000円/人くらいだったと思う。
ちなみに、日本でスキューバダイビングツアーを調べてみたら、静岡で12,000円で見つけました。私の住まいから沖縄へ行くのはちょっと大変だけれど、静岡なら新幹線で行けるので助かる。
美しい海中の世界を堪能した後は、陸に上がって熱海の温泉で温まり、おいしい魚を食べるというのも良さそうだ。魚を食べるのに、罪悪感を感じないでもないが・・・。
