「現在、レンタルできるバイクはありませんで・・・」
昨日に続いて、今日もホテルでバイクを借りられないようだ。今回滞在しているホテルは僻地みたいなところにあるので、バイクがないとどうしようもない。淡路島や沖縄の離島で、レンタカーが借りられなかったときのように悲惨な状況です。移動のたびに高いタクシーに乗るのは気が引ける。
今日は、徒歩5分で行ける隣の隣のホテルにあるスパで、のんびり過ごすことにした。ただ、またこの激坂を登ったり降りたりしなければならないが・・・。
隣の隣は「Fair House Villa&Spa」という4つ星ホテル。スパに加えて、プールサイドで安いタイマッサージも受けられるのだそう。私はプールサイドで、タイマッサージとオイルマッサージが融合した「Thai with oil massage・550バーツ(2100円)/1hr」を受けることにした。日本の指圧マッサージとオイルマッサージをごちゃまぜにしたような感じです。こんなに安いのに腕がとてもよく、タイ人のおばちゃんを日本に連れて帰りたいくらい。
マッサージの後は、ここのホテルのレストランで昼食をとることにした。グリーンカレーを頼んだのだけれど、待てど暮らせどやってこない。30分くらい待って、飢餓状態に陥りかけた時に、「ソーリー」と言いながら、緑のエプロンをした可愛らしいタイ人のお姉さんがやっと持ってきてくれた。お腹が空いていたからか、めちゃくちゃおいしく感じた。
その後は、自分のホテルのプールサイドで、本を読んだり考え事をしながら、ぼんやりと過ごした。私がいる場所は木陰だし、風が強くて涼しい。昨日まで「何をしたらいいのか分からない!」と焦っていたが、やっとタイ旅行を楽しめているような気がする。
肩の力が抜けたからか、いろんなことが頭に浮かんでは消えていく。
楽しいだけの毎日ではなくて、何か大きな難しいことにも挑みたい――。
中国の短期留学は面白いかもしれない――。
何かの役に立っていたい――。
時刻は17時。陽が落ちてきてかなり涼しくなったので、運動がてら、片道15分かけてコンビニへ買い出しに行くことにした。ついでに、コンビニの近くにある美味しそうな食堂で、夜ご飯もテイクアウト。笑顔が素敵なお姉さんが、大切そうに私に渡してくれた野菜炒めとエビのチャーハンは、180バーツ(700円弱)だった。野菜炒めをビニール袋に入れるところが、東南アジアっぽい。
コンビニでは、うまい棒に似たお菓子を発見。
タイ滞在日は、あと実質2.5日。明日もいい日になるといいな。