わたしはわたし👞

~国内外を転々としながら楽しい生活をめざして奮闘中~

8/21(日)2年半ぶりの海外☆タイ・サムイ島へ ~何歳になってもチャレンジできる!編~

ずっと借りられなかったバイクを、ついに手に入れた!イスの開け方、指示器の出し方、ライトの付け方などを説明した後に、ホテルのお兄さんが言った。

「ちょっとそこで練習してみて。運転できるんだよね?」

実は10年以上、原付を運転していない。しかも、貸してくれたのは、2人で乗れる大きいタイプのモーターバイクで、こんなものに乗ったことはない。

勢いよくアクセルを回そうとする私に、お兄さんが慌てて「スローリースローリー!!」と言った。ゆっくり前に進むことはできたものの、どんくさくて段差をうまく登れない。一旦、左足を道路に置こうとしたら、思ったよりもバイクが重くて、危うくバイクごと倒れそうになった。

「あぁ”ーーー!!!」

お兄さんは見ているだけで、助けてくれない。

一抹の不安はあるが、練習を終えてお兄さんのところへ戻る。私は分かった分かったとうなずきながら「OK!」と言ったが、お兄さんは明らかに「この子は本当に大丈夫なのかね・・・」という表情をしていた。

海外でバイクに乗るのは、これが初めて。私は来年で40歳を迎えるが、人は何歳になっても新しいことにチャレンジできる!と言い聞かせながら、ホテルを出発する。まずはビッグブッダという場所へ行くことにした。約13分くらいのようだ。

昨日ひぃひぃ言いながら登っていた坂も、原付なら楽ちんだ!原付はやっぱり早いなぁ~と思ってスピードメーターを見たら、まだ10kmしか出ていない(笑)。

いつも行くファミマで一旦水を買い(口が異様に乾くのだ)、車がたくさん走っているメインストリートに出る。ちんたら走っている私を、バイクや車がビュンビュン追い抜いていく・・・。途中、道端で止まり、携帯で地図をチェックしてから再び走り出す。「まだかな・・・そろそろのはず」と思っていると到着した。

ビッグブッダというだけあって、大きな仏像が青空の下に鎮座していた。

私は、仏像の前で立ったまま手を合わせながら、1日も早いコロナと戦争の収束を願った。タイ人は、ブータンやミャンマー、ラオス人などと同じように、頭を地面につけてお祈りしていた。

お坊さんのマスク姿が何だか物悲しい。コロナが過去のものになっているのは西洋人の間だけで、タイではまだ現在進行中だ。

境内を散歩するも、とにかく暑い。炎天下の中を走ってほてっている体に、直射日光がさらに降り注ぐ!普段、冷房の中にいる私には耐えられなくなり、近くのカフェに逃げ込んだ。

海が見えるテラス席で、レモンジュースとパッタイを食べている私の右側には、狭い席にでかいヨーロッパ人が3人もぎゅうぎゅうに座っている(後から来たんです)。自分も外国人だけれど、とにかく西洋人の多いこと多いこと。ここはヨーロッパのどこかの島か?と思うほど多い。なんで西洋人なんかが来ないような、もっと辺鄙なところへ行かなかったんだ!と、自分を責める。

暑すぎるので、クーラーのきいたショッピングセンターへ行こうと思ったが、ここから10分以上もかかるではないか。このままでは熱中症になりそうだったので、ホテルに引き返すことにした。

バイクの運転にはかなり慣れた。が、灼熱の中、走り続けるのは本当に暑く、強風をずっと受け続けるため疲れる。ゴミやら虫やらが常時目に入って、たまらない。ずっと目を細めて運転していたから、目じりの皺が増えたんじゃないかと思う。

タクシーの値段が高いなんて言って、すみませんでした。クーラーがきいていて、誰かが運転してくれる便利なものは、高いに決まっている。バイクはとっとと返却して、明日は感謝しながらタクシーに乗ろう。