「自然や散歩が好き」「癒されたい」という方は、バードウォッチングをしてみてはいかがでしょうか。普段、遠目にしか見ていない鳥をドアップで観察してみると、景色の見え方が違って面白い。何より小鳥は可愛らしくて、見ているだけで癒される。
私はいつも、夢中になっていろんな野鳥を追いかけているうちに、悩んでいたことも忘れてマインドフルネス状態です。
手軽に野鳥が見られるのは、木が多い公園だと思う。散歩をしていると、いろんな種類のさえずりが聞こえてくる。チュンチュン、ツピーツピー、ピーヒョロロ、チッチッ・・・。肉眼で鳥を見つけたら、双眼鏡でじっくり観察します。ちなみにこの鳥は、シジュウカラです。
始めは2千円くらいの双眼鏡を買ったのだけれど、次第に「もっとくっきりと野鳥を見たい!」と思うようになり、オリンパス製の6千円くらいの双眼鏡を購入しました。結構遠くまではっきりと見えるし、手のひらサイズなので持ち運びも便利。
「この愛らしい姿を他の人にも伝えたい!」と思い、写真も撮るように。ただ、野鳥撮影ができるレンズは非常に高額なため、もともと持っている望遠レンズを使い、野鳥を驚かせない程度に近づいてパシャッと撮らせてもらっています。
お気に入りの、オレンジ色のお腹が特徴的なジョウビタキさん。
徐々にジョウビタキに接近する私。
ジョウビタキ「なぁに?」
私「ちょっと撮らせて〜。そこで止まってて!」
ジョウビタキ「こう?」
私「カシャカシャカシャカシャ!!」
ジョウビタキ「・・・まだなん?」
私「カシャ!カシャカシャカシャ!!」
ジョウビタキ「まだ撮るんかいな!しつこいなぁ!」
と、ちょっと怒られている気がした。ごめんなさい。
野鳥撮影から、思わぬ収穫を得ることもあります。
ある日、幸せの青い鳥を思わせる「ルリビタキ」を見るために、大きな自然公園へ行った。確か2月だったと思う。とても寒い日で、公園内を歩きながらルリビタキを探していたのだけれど、ついに雪が降ってきてしまった。
視界が悪いうえに寒くてたまらない。速足で駐車場に戻ろうとしたところ、なんと目の前にキツネが!
「え?」
あまりに驚いて、キツネと目が合ったまましばらく固まってしまった。慌ててシャッターを切ったけれど、キツネは森の中に隠れてしまった。
このようにさまざまな楽しみ方ができるバードウォッチング。まずは、これから散歩をするときには、鳥のさえずりにちょっとだけ耳を傾けてみてはいかがでしょうか。
中には、信じられないくらい、美しく鳴く鳥もいますから。