わたしはわたし👞

~国内外を転々としながら楽しい生活をめざして奮闘中~

カイロで会いましょう

今回の「自分をアップデートする旅(仮)」で、トルコの後にエジプトに寄るか悩んでいる。

イスタンブールからカイロまでは、飛行機で約2時間の近さなので、3日くらい滞在してピラミッドを拝み、国民食コシャリといくらかの代表的なエジプト料理を味わうのも悪くない。

日本で食べたコシャリ

が、いろいろと調べていると、イスラム圏は3月10日から4月8日まで、ラマダンに突入することがわかった。アジアを抜けた後は、トルコ、エジプト、モロッコと、イスラム圏ばかりを旅することになるが、果たして私は食事にありつけるのだろうか。ラマダン期間中は、店が閉まっていたり、営業時間が短縮されたりすることがあるとネットで見たことがある。

オンライン英会話にエジプト人講師がいたので、ラマダン中の街の様子を聞いてみることにした。

「はじめまして~!」

とフレンドリーにパソコン画面に登場したのは、20代後半のきれいな先生だった。カイロ出身で、どこかの機関の事務職らしいが、時間のある時にこうしてオンライン英会話講師をしているのだそうだ。ボランティア活動にも取り組んでいるらしく、ホームレスやストレートチルドレンなどに食糧を提供したりしているのだそうな。

「実はカイロを訪れようとしているんです」

「私はカイロ在住よ。わたしたちカイロで会えるわよ。これ私の電話番号!なんか困ったことがあったら、いつでも連絡して。エジプト人全員が英語を話すわけじゃないから」

「!!」

出会って5分くらいで、よく知りもしない私に電話番号を教えてくれて、びっくりしてしまった。エジプト人は情に厚く親切で、人が好きだと聞いたことがあったが、その通りなのかもしれない。

ここからラマダンの話になる。まず、ラマダンが一体どういうものなのか、教えてもらう。

「ラマダン期間中、日の出から日没時まで、何も食べたり飲んだりもしないんです。食事制限以外にも喧嘩をしないとか喫煙しないとか、さまざまな制限があります。定められた制限を守ることで、自分の欲をコントロールするんです」

1ヵ月間、禁欲生活をすることで、自分を浄化するという感じだろうか。

「旅行者は日中でも、レストランで食事が摂れますよ。カイロは大都市でキリスト教徒もいるから、ラマダン期間中も営業している店が多いよ。スーパーも空いてるから大丈夫」

それを聞いて安心した・・・。

他にも、先生が週末によく行く地元のショッピングモールやブラブラする場所、お気に入りのレストラン、エジプト式メイクのポイント(とにかくアイラインを太く引くことらしい)などを教えてもらった。

忘れないように、このページに貼っておこう(笑)。

もし本当にカイロでこの先生に会えたら、なんだか感動!会えなくても、先生が普段よく訪れる場所に行くことで、少しだけエジプト人の日常に足を踏み入れられるような気がして、なんだかうれしい。

私は、観光地だけを回るような旅だと、自分が観るものだけ観て、さっさとその国を去っていくアウトサイダーであることを強く感じさせられ、どこか寂しい気分になる。何と言えばいのだろう。その国の誰とも何とも、つながっていない寂しさ・・・。

もし地元住民と小さな交流ができたり、地元住民の日常を少しでも体験できたりすれば、心理的にその国と私に小さな接点ができる。そして、一気にその国のことが近しく感じられて、旅が楽しくなるのだ。

今日、先生と話したことで、エジプトへ行くかどうかの迷いは消えた。

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<先生が週末に行くスポット>

◆Moez street

なんだかすごく雰囲気の良いストリート!

www.localguidetoegypt.com

◆よく行くショッピングモールcairo festival city

www.festivalcitymallcairo.com

◆可愛いカフェtree trunk el korba

TREE TRUNK, Cairo - Restaurant Reviews, Photos & Phone Number - Tripadvisor