世界一周航空券を勢いで取ったものの、結局、片道チケットを買いながら旅をした方が良いという結論に達して、今朝キャンセルしてしまった。
払い戻した理由は、分かっていたことだけれど、始めからすべてのフライトスケジュールが決まっているので、フレキシビリティがない。その時々の気分で自由に行き先を決めたい私には、やはり扱うのが非常に困難に思えたことだった。
実は、航空券を買った後に、さっそく組んだ飛行ルート(アメリカ→キューバ→アメリカ→モロッコ)に問題があることが判明。
アメリカの経済制裁により、キューバに入国すると、ESTA(オンラインで申請できるビザ)が無効になるというのだ。そのため、キューバに入国後にアメリカに入国したければ、ESTAではなく、大使館でビザを取得していなければならない。が、出発まで2週間ほどしかない私は、100%間に合わない。
なんでもっときちんと調べてから、航空券を買わなかったんだ！と怒ったところで、後の祭りである。
世界一周航空券のルートを変更するには、1回あたり、USD125の手数料＋カンタス航空の事務手数料1万円＝約3万円がかかる。
旅を始めれば今回のような予期せぬ問題が発生したり、または私の気が変わって、ルートを変更したいだの、滞在日数をもっと延ばしたいだの、いろいろと変えたくなるに決まっている。その都度、変更手数料を払っていたら、金がかかってしょうがない。
「あのぅ、買った世界一周航空券を払い戻したいのですが・・・」
カンタス航空へ電話すると、10%の手数料を差し引いて、払い戻してくれた。
スカイスキャナーでざっと試算して分かったのだけれど、私がしようとしている「サクッと1ヵ月くらいで世界一周」は、世界一周航空券を買っても、LCCなどのリーズナブルなチケットを活用しながら旅するのも、金額的にはそんなに変わらないんじゃないかと思う(始めから、ちゃんと試算して考えてからチケットを買えよと言われそうだ。すみません)。
今日なんて、ベトナム経由で関空からシンガポールまで、片道4万円のチケットを見つけた。しかもLCCじゃなく、ベトナム航空で！
コロナが落ち着いて、航空券は随分と安くなったようです。
そんなこと言って、最終的にとんでもなく金がかかったらどうしよう…。まぁ、それはそれで、いい勉強になったと思って。
何事も経験が大切ですから。
