わたしはわたし👞

~国内外を転々としながら楽しい生活をめざして奮闘中~

まさかの骨折で、新年の豊富決まる

去年12月24日の夜。旦那とジャズバーで、生演奏を聴きながらクリスマスディナーを食べて、ルンルンと気分よく自宅に戻った。若干、酒が回っていた。

脱衣所で風呂に入る支度をしていた私は、頭は考え事をしていて、目は携帯電話の画面を見て、手は風呂のドアを開けようとしていた。が、ドアは思ったよりも開いていなかったようで、浴室に入ろうとして、左足の小指を派手にドアにぶつけてしまった。

「うわぁぁぁぁぁぁぁ!!!!(涙)」

翌日、小指は腫れ上がり、歩くと激痛が走る。

(えらいこっちゃ・・・年末年始に何してんねん・・・)

整形外科に行っても湿布を出されるだけだろうけれど、なんとか早く治す方法はないか、診てもらうことにした。

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レントゲンを見ながら先生が言った。

「骨折ですね」

こ、こっせつぅ~!!ドアにぶつけだだけで!?

「小指は関節が2つしかないので、構造上弱いんです。全治2ヵ月です」

「2ヵ月!!」

思わず叫んでしまった。

「えぇ、トラックの荷台から飛び降りれるようになるまでにはという意味ですが」

一体どんな例えなんだ・・・。

「あのぅ、2月に海外を1ヵ月くらい周遊する予定なんですが、それは大丈夫なんでしょうか」

「どんなところに行きます?走って逃げないといけないような場所じゃないですよね」

まだチケットを取っていないが、今のところ、シンガポール、インド、トルコ、モロッコ、最後にキューバでサルサダンスを習得する予定だ。

「ダンス・・・。私があなただったら、旅行のキャンセルはしませんがね。頭の片隅に、完治していないということを置いておいてください。階段を上ったりダンスをしたりするのは、できるだけ避けるとか。さもなければ、杖を突いて帰国することになりますよ」

はぁ・・・なんてことだ。

インドが呼んでるーーー!!

旦那曰く、私は何をするにも動作が早いのだそうだ。しかし、私にはその自覚がないので、改善のしようがない。心理学的には、子どもの頃から親に「早くしなさい!」と言われ続けて育つと、何でも早くこなすのが正義という人間が出来上がるようだ。

といったことを話しながら、生姜をスライサーでシャッ!シャッ!と薄切りにしていたら、次の瞬間、右手の中指の爪も一緒にシャッ!とスライスしてしまった。

「ひえぇ~!!!」

「また・・・。今、ゆっくりやりなよと言おうとしてたんだよ・・・」

最近、よく観ているスリランカのお坊さんの動画を思い出す。

「動きをスローダウンしてください。ゆっくり動くのです」

ゆっくり動かないと、自分でも、考えていることや今していることを意識できないので、困ったことになるのだそうだ。確かに私は、足の小指をドアにぶつけた時、何が起こったのかよく分からなかった。後から回想してみると、当時、頭と目と手と足がすべてバラバラの動きをしていて不注意だったうえ、スピードも速かったために、今回の不幸を防げなかったようだ。

2024年の目標が「ゆっくりやる」になったことは言うまでもない・・・。