わたしはわたし👞

~国内外を転々としながら楽しい生活をめざして奮闘中~

もっと近代化しようや・・・ギリシャ旅行の驚き

普段はアジアをひとり旅することが多いのだけれど、2011年に珍しくギリシャに行った。しかも、当時、まだ結婚していなかった旦那との2人旅で。しかしギリシャでは、いろんなことに面食らってしまった。

まず、パルテノン神殿は文句なしに美しい。しかも、パルテノン神殿以外にも、街中にポツンと、名もなき神殿があったりする。ホテルのレストランの窓から「ほぅ~」と神殿を眺めながら、朝食を摂ったものだった。

が、神殿をよく見てみると、まぁ落書きの多いこと!日本の白いお城の壁に、黄色いスプレーでシューッ!と文字を書きなぐったような残念さだ。しかも、それを消しもしないなんて。ギリシャ人にとっては、神殿なんてものはそこら中にたくさんありすぎて、どうなっていようが気にしないのだろうか・・・。

これがどの神殿だったのか、もう分かりません

カフェでひと休みしようとした時のことだ。レジでお金を払うと、小銭をトレイに「ほらよっ」という感じで、放り投げて返された。空港の入国手続きの際にも「そらよっ」と、パスポートを投げて返されたので、何でもポイッと放り返すのがギリシャ流の礼儀なのでしょうかね・・・。中国を旅した時でも、そんな扱いを受けたことはなかったが。

地中海料理もワインも絶品でしたよ

不可解だったのは、ゴミ収集システムだ。

いつまで経っても、道路に出されたゴミが収集される様子がない。ゴミの日じゃなくても、ゴミを出せるんだろうか。いつ回収されるんだろうと疑問だった。

ある日、夜中の1時か2時くらいに、ホテルの外で「ドーンッ!!ドーンッ!!」と、とんでもなく大きな音がする。一体何が起きたんだ!?と思いながらも、しばらくすると静かになったので眠りについた。翌朝、放置されていたゴミはなくなっていた。

あの爆音はゴミ収集車だったのか。人様の国なので文句を言うつもりはないが、どうやったらあんなにやかましくゴミを回収できるんだろう・・・しかもなぜ夜中でないといけないんだ・・・。たまに、昼間に回収されていることもあり、なぞは深まるばかりだった。

そして、しばし頭を悩ませないわけにいかなかったのは、電車の改札口。

改札口には、投函口が1つしかない小型ポストのようなものが5体くらい並んでいて、どうやらこれが改札機らしい。しかし、日本のように切符を改札機に通さないと駅に入れない仕組みになっていない。切符をポスト型改札機に入れようが入れまいが、誰もチェックしていないし、改札機と改札機の間をいくらでもすり抜けられる。

無銭乗車し放題やん・・・。

こういうイメージ

とまぁ、どんなに意外な面を発見したとしても、やはりギリシャはギリシャ。どこかロマンチックな雰囲気はやはりあった。

その効用だったのかどうかは分からないが、私たちはその後、無事、結婚したのだった。