わたしはわたし👞

~国内外を転々としながら楽しい生活をめざして奮闘中~

自分の機嫌は自分でとる、おばあさんに憧れて

最近、毎朝、NHK-Worldの「Through the kitchen window(台所の窓から)」という15分間の動画を観る習慣ができた。

素朴ながら満ち足りた暮らしを送っている(ように私には見える)日本人たちが、食を通して、彼女たちなりの人生のレシピを教えてくれる。朝、この動画を観ると、1日を気持ち良くスタートできるのです。なぜなら、紹介されている年配者たちは、皆、自分の機嫌は自分でとりながら、日々を楽しんでいるから。

一番始めに観た動画が、これだった。

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日本人とインドネシア人のハーフだという女性は、60歳後半か70歳前半だろうか。身なりをきちんと整えられていてとっても素敵だ。カフェやB&Bを切り盛りしたり、庭で育てた野菜を使って丁寧に料理をして、家族でホームパーティーを楽しんだりしているそうな。

小さい頃に両親が離婚し、ある日本人のお宅に養子として引き取られた。ご自身も離婚し、女手一つで子どもを育て上げるなど、苦労を重ねてきた。そういう人だけに備わっている、ある種の強さがこのマダムから感じられた。

それに対して、我が家の裏にひとりで暮らしているおばあさん。時々、無罪の近所の人をとっ捕まえて「私の家の前にいつも水を撒いているのは、お前だろう!!」と、罵声を浴びせている。すごく晴れわたった気持ちの良い青空の下で、いつもしかめっ面をしながら、犬の散歩をしている。

自分の機嫌は自分でとりながら、日々を気持ち良く過ごせる人と、自分の人生の不満を周りの人にまき散らして、人を不快にさせる人の違いは何なのだろう?自分の人生に対する不満は、自分と向き合わない限り解決しないというのに。

私もこのままでは、危うく、裏のばあさんのようになるところだった・・・。今後も、ご機嫌に暮らせる人とそうでない人の違いを研究しながら、素朴でも満ち足りた生活を送れるようになりたいもんです。