外国人が小さなギターを持って、日本一周している番組を観ていた時のこと。言葉が通じなくても、ギターで弾き語りながら日本人と交流する姿を観て「私も海外旅行をするときに、何か楽器を持って行きたいなぁ」と思った。持ち運びやすいものが良かったので、オカリナにすることにしたのだった。
音楽が好きで、何か楽器を演奏してみたいという人には、オカリナはとてもお勧めです。何と言っても、音色が美しい。どこか懐かしさを感じるオカリナの音色で「コンドルは飛んで行く」なんて聞くと、もう温泉に浸かったときのように「はぁ～」とため息が漏れてしまう。
安い物だと千円くらいで買えるので、気軽にチャレンジできる。私は、ケースと運指表が付いたこのシリーズを購入し、今でも愛用しています。
しかも、音の出し方がリコーダーに似ていて、演奏しやすいんです。リコーダーを横にして吹いているイメージと言えばいいだろうか。私は、Youtubeを観たり、吹きたい曲の楽譜をインターネットで探したりしながら、ずっと1人でオカリナを練習しているのだけれど、今では「Fly to the moon」が演奏できるレベルになりました。
始めは下手くそだったので、雨戸を閉めて自宅でコソコソと練習していた。
が、ある日、オカリナ初心者が集まって好き勝手練習して、おいしいランチを食べましょうという会に参加。長年、オカリナを練習しているという主催者が、ピーピープープーと不協和音を堂々と立てながら演奏している姿を見て「あぁ、下手でも人前で吹いていいんだ」と思うことができた。
それからというもの、自宅で雨戸を閉めずに練習するようになり、時々、公園の小高い丘や釣り人がたくさんいる海でも練習するように。
広い場所でオカリナを演奏するのは、とても気持ちがいい。誰か聞いてくれている人がいるとなお嬉しい。下手でも間違っても、誰かに怒られるわけではないので、気にしなくてもいいのです。
オカリナの次に気になっているのは、中国笛。この音色もとても美しくて、どこかノスタルジックな気分にさせる。ただ、自分で練習するのは難しそうなので、中国人の先生を見つけないといけませんね。
