「いろいろ考えてしまって、落ち込み気味です。友達は遠方にいてなかなか会えないし・・・。何か楽しみや打ち込むことがあればなぁ」
と、ある人が言った。
（え？世の中には面白そうなことや楽しいことが、たくさんありますけれど・・・）
私は暇をつぶすことにかけては、プロ級（？）のスキルがあると自負している。たとえば、野菜作り。「そんなもん、買った方が早いわ」と思うことなかれ。種を蒔いて、芽が出て、日々大きくなる野菜の成長を見るのはとても楽しいし、自分で育てた野菜は格別な味わいなのです。
今朝も、先週末に蒔いたカブか大根の芽が出ているのを見つけた。野良猫がこの土の上で遊んでぐちゃぐちゃになったので、大根なのかカブなのかはもう分からないが・・・。
私は2020年にコロナで外出自粛になった時に家庭菜園を始めたのだけれど、これは面白い発展を見せた。始めはこのように、小さく野菜作りを楽しんでいた。
その後、もっと野菜作りについて学びたいと思い、県が主催していた農業インターンシップに参加。
それから、畑で本格的に野菜作りをしてみたくなり、貸し農園を1年借りた。
さらにもっと本格的に野菜作りについて学ぼうと、県がやっている農業学校へ半年間通った。この時期は、貸し農園の畑と農業学校の畑2ヵ所を管理せねばならなくなり、発狂しそうだった。野菜はむくむくと育ち、最終的にはできすぎて収穫が追い付かなくなったほどだった。野菜作りとしては成功したと言える。
その結果「自分たちが食べられる量だけを、小さく作ろう」と思い、家庭菜園に戻ったという訳だ。スペースは小さくても、農業学校で学んだ知識があるので、十分に野菜は作れる。
今となっては、なぜあの時、家庭菜園をしようと思ったのか分からない。恐らく自然が好きなので、その一環でやってみたのだと思う。やってみると思いのほか楽しくて、2年経った今でも続いている。
だから、特に深く考えることなく、何か自分の好きな分野でひょいっとやってみるのがいいのではないでしょうか。実際にやってみるまでは、自分がそれを好きか嫌いかは分からないですから。
