わたしはわたし👞

~国内外を転々としながら楽しい生活をめざして奮闘中~

ぼっち飯を寂しく感じさせるものの正体

旦那の帰りはだいたい遅いので、私はたいてい自宅でぼっち飯。

もう慣れっこなので、気楽に好きなものを食べたり飲んだりして楽しんでいるつもりだった。

今日は、もも肉300g1枚を豪快に焼いて、ローズマリーだか何だかのハーブと塩が入ったイタリアンソルトをパラパラとかけて食べることに。水菜とプチトマト、それに、トースターで温めた大きなクロワッサンも添えて。冷蔵庫に余っていた白ワインとレーズンが入ったチーズも取り出してきた。ノリの良い音楽をガンガンに響かせて、小躍りしながらテーブルについて、さぁ、食べよう♪としたときに思った。

ガーン、なんだか寂しい・・・。

なぜだ?こんなにノリノリで、既にワインも飲んじゃって、いい感じに脳の検知力が破壊されつつあるというのに。

アップテンポの曲とは対称に、私しかいないリビングはどこかガランとしていた。

真っ白い壁に、何も映し出されていないテレビ。観葉植物とお気に入りの絵くらいしか置かれていない無機質な室内。

この温かみにかける部屋が私を寂しくさせるのか、それとも1人でごはんを食べるには広すぎるからなのか。

(前に誰も座っていないからじゃないの?)

そうだ、きっとそうに違いない。そう思い、さっそく大好きなミッフィーの特大人形を注文することにした。血は通っていないけれども、でかい人形が向かいに座っていたら、気持ちが和むかもしれない。

ひとりでごはんを食べることについて、本人は至って寂しいという気がないのに、場の雰囲気なのか、「家では、誰かとごはんを一緒に食べるべき」という自分の固定観念がそうさせるのか、「寂しい」と認識する自分の感覚が不思議だった。

でも、自分がそう感じるからには、その気持ちを少しでも和らげてあげたい。

特大ミッフィーが届くまで、ちょっと待っててね、私。