わたしはわたし👞

~国内外を転々としながら楽しい生活をめざして奮闘中~

趣味や面白いことがない!?こんなにありますよ~No. 22 人生に迷ったら海外旅行~

「あぁ!!もう何もかも嫌だ!人生を変えたい!」

と思ったら、海外旅行がオススメです。

異国に身を置くことで視野が広がり、違ったものの見方ができるようになる。さらに、問題だと思っていたことが、もはや問題ではなくなるということさえあるのです。

私は昔、自分の人生の何もかもが嫌になり、携帯の電源を切って、マレーシアに1週間ほど逃避したことがあった。

青い空に美しいビーチ、揺ら揺らと風にたなびくココナッツの木・・・。

「あぁ、なんて解放的なんだろう!!」

と、一瞬で日本の生活のことは忘れてしまった。

そして、赤道直下の太陽の下、4時間くらい日光浴をし続けた。日焼け止めを塗るのも忘れて・・・。

その結果、どうなったと思います?

大やけど級の日焼けを負ってしまい、まともに立つことすらできなくなった。

赤道直下の強い日光を長時間浴びたことで肌が極度に乾燥し、皮膚の伸縮性がゼロに。こうなると、人間、立つことすら難しくなる。皮膚が常にピーンッと引っ張られて、痛いのなんのって・・・。さらに、肌に何かがちょっと触れるだけで、悲鳴をあげるようなありさまで、服を着ることすらままならない。

「私の皮膚を返して!!」

この瞬間から、日本で抱いていた問題はどうでもよくなった。とにかく自分の正常な皮膚を取り戻したかった。

その後、ローションを塗りながら、だましだまし旅を続けた。

そして、仲良くなったマレーシア人と一緒に、テーブルを囲んで楽しくご飯を食べていた時にふと思った。

「なぜ、私は、経済的には豊かでインフラの整っている日本では不幸せで、日本ほど発展していないマレーシアで、こんなに笑顔でいられるんだろう」

クアラルンプールのような都市ではなく、自然あふれるペナン島に滞在していたので、あるのは、青い空、美味しい食べ物、現地の人との楽しい交流くらいだった。もちろん、いくらかの観光地はあったけれど、あまり興味が沸かなかった。

自分が幸せに暮らすのに必要なのは、青い空と美味しい食べ物、人との楽しい交流くらいなのかもしれない。そう思ったら、自分が日本でいろんなことに悩んでいたことが、馬鹿らしく感じるようになったのだった。

「どうでもいいや」と肩の力が抜けたからか、帰国後は、不思議なほど、いろんな物事がうまくいった。

もちろん、できれば人生に何の問題もなく、純粋に海外旅行を楽しめるのが一番いいんですがね。

ただ、自分を取り戻す方法としても、「海外旅行」というカードを持っていられると、私は心強いです。