わたしはわたし👞

~国内外を転々としながら楽しい生活をめざして奮闘中~

【己書】自分らしい字を書き、自分を見つめ直す時間

「上手とか下手とかありません。どんな字を書いても、それが個性ですから」という師範のひと言に惹かれて、やってみることにした己書。習い始めてから、もうすぐ2年になる。

筆ペンで味のある字がすぐに書けるとあって、とっても楽しい!でも、もっと楽しいのは、人間性が素晴らしい師範と時間をともにできることだ。おおらかで、絶対に人を批判せず、いつも褒めてくれる師範は、私の人としての鏡でもあるのです。

久々に師範に会いたくなって、2ヵ月ぶりに講座に参加することにした。

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年末に書いた年賀状

関西に引っ越しした今でも、以前、1年間通った静岡の教室にオンラインで参加。多分、明石にも教室はあると思う。

さて、今日のお題は「名言」。絵が入っているお題よりも、このような字だけの方が私は好きです。師範がスススーッと、見本を書いているのを

(よくそんなに早くうまく書けるなぁ)

と、いつも感心しながらガン見している。そして、自分でも見様見真似で書いてみる。

どうだ!それなりに雰囲気出てます?

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こちらは縦のバージョン。筆ペンでいろんな雰囲気を文字に乗せられて、おもしろい。誰でもこんなふうに書けるんですよ。

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ところで、講座の最中に交わした師範との会話で、「あややや」と思ったことがある。

「なぜ明石に引越ししたんですか?」と師範。

「前住んでた街は、人口が7万人くらいしかなくて、いろんな面でサービスの質が悪かったんですよ。店の数が少なくて、きっと競争があまりないから」と不満を漏らす私。

「サービスが良い所もあるし、悪い所もあったんですね」と師範。

確かに、すべてのサービスが悪いわけじゃなかった。多分、ほとんどは良かったはずだ。さも「人口が少ない街=サービスが悪い」というような決めつけた発言は良くないし、物事をニュートラルに見ることの大切さを、たしなめられた気がした。

私にとって己書教室に参加することは、単に楽しく字を書くだけではない。このように師範と話すことで、師範から学んださまざまなことを忘れずにいられているかどうかを、省みる時間なのかもしれない。