わたしはわたし👞

~国内外を転々としながら楽しい生活をめざして奮闘中~

酒米「山田錦」の生産量日本一!兵庫県三木市 日本酒の旅

この春から住むことになった兵庫県三木市は、酒米「山田錦」の生産量が日本一らしい。そういえば静岡の酒造を訪ねた時も、山田錦を使っていると言っていたっけ。日本茶インストラクターとして大きな声では言えないけれど、目の前に日本茶と日本酒があったら、迷わず日本酒を飲むだろう。近くに山田錦で作ったおいしい日本酒を買える「山田錦の郷」があるので、行ってみることにした。

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ここは、スーパー銭湯を併設した道の駅といった感じ。お腹が空いたので食べ物を探していると、「山田錦丼」という張り紙を発見。これは絶対に食べなければならない。銭湯の食堂で食べられるようで、食事のみの利用もOKとのことです。

平たく言うと鶏丼で、甘くて濃いめの味噌ダレがかかっていて美味しい!名古屋人はきっと気に入ることでしょう。大葉が入っていて、濃いめの味噌ダレもさっぱりいけちゃいます。ちなみにお米は兵庫県産だけれど山田錦ではなく、この味噌ダレが山田錦から作られているらしい(どういうことなんだろう)。鶏は兵庫県播州地方のブランド鶏「播州百日どり」。名前の通り孵化してから100日で育ったもので、若鶏のように柔らかすぎず、地鶏のように硬すぎないベストな飼育期間だそうです。f:id:Nisshi:20210420182154j:plain

お腹がいっぱいになり、次は、横のお店で日本酒を吟味する。

搾りたての原酒があったので、即購入。新聞で包んであるところが、いかにも数量限定ぽくって惹かれる。f:id:Nisshi:20210420183656j:plain

これは山田錦を使った食パン。大きく見えますが、実は手のひらサイズと小さくてかわいいんです。他にも、酒まんじゅう、よもぎ饅頭、イチゴ大福を買ってしまった。

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奥の方へ行くと、山田錦のことがパネルで紹介されているスペースがある。山田錦は普通に食べるお米よりも粒が大きく、タンパク質や苦みアミノ酸が少ないので、おいしい日本酒ができるそうです。兵庫県の山田錦の生産量は全国の約6割を占めていて、この地域の粘土質の土壌と朝夕の大きな気温差がおいしいお米を作るのだとか。

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次に、ここからほど近い牧場へチーズを買いに行く。実は、この後に、世界的なワイン品評会でブロンズ賞を受賞した古酒を稲美酒造に買いに行くのだけれど、HPに「この古酒はチーズによく合う」と書いてあったのだ。

コンパクトな牧場。ヤギといくらかの牛がいて、アイスクリームやピザが食べられる。

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ヤギに見られながら、アイスをいただく。

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あの奥のヤギはあのまま全然動かないのだけれど、置物じゃないですよね?おいしそうなカマンベールチーズを購入して、最後に稲美酒造に向かいます。

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たたずまいがめちゃめちゃ良い感じだ。奥の事務所でお酒を購入できます。車じゃなければ色々と試飲させてもらえたのだけれど、今回はお目当ての古酒だけを購入することにした。

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15年以上寝かせた純米大吟醸の熟成酒で、古酒の割にクセが少なく飲みやすい。味が濃い料理が合いそうなので、今日買ったチーズでカプレーゼと豚の角煮などを作ることにした。

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チビチビ酒を飲みながら料理をしようと思っていたら、予想外に旦那が早く帰ってきた!晩ご飯を食べて、家から電話会議に出ると言う。ひえぇ~!!まだ何もご飯ができてない!私の酒チビチビタイムは明日にお預けだ!

週末農業デビュー!貸し農園で畑を借りてみた

自宅から車で約10分のところに、素敵な貸し農園を見つけたので、さっそく見学に行くことにした。去年、農業インターンシップに旦那と参加してから、ずっとプチ農業をしてみたかったので、これは嬉しい!

貸し農園に向かっていると、風景がどんどん田舎になってゆく。辺りは田んぼといくつかの古民家しかなくなり、突如、ログハウスが現れた。右側の畑には「貸し農園」と書いてある。ここだ!

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「どうも、こんにちは~。どうぞどうぞ」と、気さくそうな貸し農園の主人が招き入れてくれる。中に入ると、思わず「うわ~!めっちゃ素敵!」と声をあげてしまった。木でできた温かみのあるお部屋に、大きな木のテーブル、暖炉、それにハンモックも置いてある。自然の中のログハウス。これは私の理想だ!と思っていたら、旦那も「理想だ」と言っていた。

ご主人はこの貸し農園がある場所で生まれ育ったけれど、普段は大阪に住んでいるのだそう。週末だけ、この貸し農園に来られるらしい。ご両親が持っている広大な畑をひとりで継ぐのは難しいので、誰か他にも使いたい人がいればと思い、貸し農園を始められたのだとか。どうもありがとうございます、めちゃめちゃ使いたい人がここにおります。

貸し農園は近所にいくつかあり、ここよりももっと安いものもある。しかし、ここが気になったのは、このログハウスだった。ご主人たちがいなくても、外のテラスを自由に使ってもいいとのことで、ヨガをする人もいるらしい。ここで田舎の風景を眺めながら、ボーっとお茶を飲めるのはありがたい。きれいなトイレがあるのも高ポイントだ。それに、農機具や水、牛糞などの肥料も使うことができるので、とても便利。

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ちなみに、目の前が貸し農園でこのような風景。

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畑を見せてもらい、我々は角の4畝をお借りすることにした。結構広いです。敷地を全部使って野菜を作ったら、絶対に食べきれない。

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他にもBBQセットや手作りピザ釜も使っていいとのこと。ただし「ピザ釜は温まるのに2時間かかって、ピザが焼けるのは30分です(笑)」だそう。ははは、でも何だか楽しそう!

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手作りピザ窯!

「今は他に、5組借りられてますよ。ここに来る人達と仲良くなって、BBQとかできるといいですね」と奥様が笑顔でおっしゃった。聞けば、このご主人も以前は転勤族だったのだそう。奥様は、転勤の度に、いちから生活を作らねばならない大変さをご存じで、私はとても嬉しくなった。「あぁ、やっとこの大変さを共有できる人がいた・・・」

畑仕事をやりたいというものあるが、私はこの新天地に、早く自分の居場所を見つけたかった。そこへ行けば知っている誰かがいて、交流できるような場所を。そういう場所が早々に見つかってよかった。しばらくは、野菜作りをルーチンにしながら(といっても、旦那が主にやることになるけれど)、あちこち散策したい。

2週間で引越しはしんどすぎる

あぁ、やっと落ち着いた・・・。旦那の内示が出た翌週に新居を決め(それもたった2日で)、その2週間後に引越し。いくらなんでも急すぎる。軌道に乗り始めていたライター業も、2020年4月にOpenした自分の茶屋も店じまい。せっかく仲良くなれた皆ともサヨナラ。友達ができるまで、また新しい土地でポツンと一人か。キャリアも仲間も失わない旦那が恨めしい!!まぁ、ついていくという選択をしている自分の責任なのだけれど・・・。でも何だか悶々とする!

結婚後、兵庫→シンガポール→静岡→兵庫と、3年おきに転々としてはや6年。新しい生活を作るにあたって、自分なりに学んだことがある。それは「焦らない」ということだ。シンガポールでも静岡でも、引越しした当初は「早く働かないと」と焦り、自分に合わない仕事を掴んで結局続かなかった。仕事のことばかり考えていて、その土地でしかできないことや人との出会いをたくさん逃した。

それに対して、その土地の好きなところを見つけて人と交流し、自分が楽しいと思えることをすると、色んな事がうまくいった。だから今回は、まず移り住んだ土地のいいところを見つけたり、新しい生活を前向きに楽しむことにした。

近所にある、とても大きな森林公園を散歩したり。

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古民家でおいしいランチを食べたり。

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庭にテーブルとイスを設置して、温かい昼下がりにコーヒーを淹れてみたり。ちなみに、コーヒー好きの旦那が生豆と焙煎機を買ってきて、自家焙煎まで始めましたよ。

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荷物の片付けやら諸手続きやらがひと段落し、暇を持て余すのが怖くないと言えば噓になる(なんたって人間は、暇なのが一番嫌いな生き物なのだ)。しかし、今回は、焦って時間を無駄にしないよう、そして、静岡にあのままいたらやってみたかったことをここでも追求したい。

畑を借りて、野菜を作るとかね。